屋外用防犯カメラを選ぶ際のポイント

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コロナで外出自粛ムードの中、景気悪化の影響からか空き巣被害が増えてきています。

そのような犯罪行為に対して犯行を抑止さたり、証拠を残すことができる屋外用防犯カメラがあります。ちなみに、防犯カメラと監視カメラの違いってご存知ですか?どちらもカメラで録画を行う点は一緒ですが、防犯カメラは名前の通り”防犯”も目的に入っている。つまりカメラをあえて見せて「あなた見られてますよアピールをする」ことも大切なのです。監視カメラの場合はあくまで”監視”が目的。カメラを見せずに見張っているのが監視カメラです。例えば銀行のATM機器には一台づつ真正面にミラーがついていて、その奥にカメラがついていますが、まさに監視されているわけです。

ちょっと脱線しましたが、今回は外に設置するタイプの屋外用防犯カメラを選ぶ際のポイントをご紹介します。

屋内用・屋外用防犯カメラの違いに注意

防犯カメラには建物内に設置する屋内用、外に設置する屋外用のカメラがあります。

屋内用カメラを間違って屋外に設置するとすぐに故障してしまうこともあるため注意しましょう。

屋外用の場合、

・防犯カメラ本体が防水・防塵である

・昼夜関係なく撮影できる機能が付いている

といった差異があります。

見た目での判別は難しいかと思いますので、まずは【屋外用】かどうか製品の詳細をしっかり確認してくださいね!

●1.屋外用防犯カメラの種類

現在屋外用防犯カメラはバレット型・ドーム型が主流で、街中で見かける防犯カメラはこのどちらかであることが多いです。

・バレット型カメラ

一般的な筒状の防犯カメラです。最近はマンションやコンビニ・店舗・飲食店など多くの場所で導入されているのを見かけると思います。天井、壁などどこにでも設置できるため個人法人を問わず人気があります。バレット型カメラは目立つ形状であるため、設置する場所によっては犯罪抑止効果も期待できます。

レンズ・ハウジング・ブラケットが一体になっているので、形状はスマートで取り付けも比較的簡単、ボックスカメラに比べて安価というメリットがあります。デメリットは、カメラ本体とハウジングが一体型なので、温度差の激しい場所だとハウジング内部が結露で水滴がつく・曇ってしまうことがある点です。

ちなみに、英語だと「バレット=銃弾」です。銃弾の形に似ていることから、そう呼ばれているようです。「え?似てる??」と疑問に思った方。僕も思ってますので安心してください。

・ドーム型カメラ

その名の通り、ドーム状の形をしている防犯カメラです。

主に天井に設置することが多く、周囲の景観を乱したくない、来客者に圧迫感を与えたくない、などの理由でドームを選ばれる方が多い印象です。バレット型だと、やはりカメラを向けられている感じが否めませんからね。よく設置されるのが、マンション共用部やエントランス、医療機関、ホテル、銀行ATM店舗、コンビニ店内などです。天井に設置することが多いので屋外よりは「半屋外」と言った方が正解かもしれません。

ドーム型の特徴はスマートなデザインだけではありません。半球体の形状を生かして水平垂直に180℃監視できる撮影範囲の広さもメリットのひとつです。またレンズがドームケース内にあるので、どこを撮影しているか特定しづらい点も威圧感が軽減されるポイントと言えます。

デメリットは、ドームケース内が結露で曇ったりする点、バレットやボックスタイプに比べると”防犯”の威圧感に欠ける点です。

下記の2つは主に業務用などで使用されることが多いですが、ご参考まで画像をご覧ください。

・ボックス型カメラ

・PTZカメラ

 

●2.屋外用防犯カメラの機能

次は屋外用防犯カメラを選ぶ時に確認するべき機能を紹介いたします。

・夜間撮影機能

夜間撮影の方法として、赤外線を照射して撮影する赤外線暗視型、微弱な光を拾って撮影する微光監視型の2つに分かれます。

赤外線暗視型は赤外線で対象を撮影するため真っ暗闇でも撮影可能で、微光監視型は名前の通り撮影には多少の光が必要になりますので、光がないと何も映らず撮影できません。どちらにせよ夜間撮影をするには必須の機能になります。

・人感ライト機能

人が近づいた時にセンサーによりライトが光る機能です。

ライトで照らすことにより暗くとも対象がはっきりと映るのと同時に、周囲へのアピールにもなりますので防犯対策に最適です。

・ワイドダイナミックレンジ(WDR)機能

明るい部分は眩しくならない程度に保ち、暗い部分は明るく補正して映像を見やすくする機能です。

どの時間帯でも安定して見えるようになるので、映像を確認する際に対象の特徴が分かりやすくなります。

・音声機能

映像のほかに音声も同時に録音する機能です。

音声が入っていれば防犯カメラに映っていなくとも、音で何が起こっているか判断できるようになるメリットがあります。

●3.設置場所の環境

特に大事なのが設置場所の環境になります。

屋外用防犯カメラということで防水防塵対策がされてはいますが、精密機器であることに変わりはありませんので熱や直射日光には弱いです。

そのため設置する場所はどこでも良い訳ではなく、高温でない場所や日光が長時間当たらない場所に設置する必要があります。

また防犯カメラという関係上、防犯カメラに映らない死角が発生しないように設置場所の調整や複数台用意したりすることも考慮する必要があります。

他にも給電・配線の問題があります。

屋外用防犯カメラで長時間安定して撮影するには、コンセントなどの電源から給電する必要があります。

その際に屋外用防犯カメラの配置する予定の場所・電源のある場所を確認し、どのように繋げられるかを調査する必要があります。

ただし、配線を気にしなくてよいWi-Fi対応の無線カメラや、安定性は落ちますがバッテリーやソーラーパネルで給電するタイプの屋外用防犯カメラも販売されていますので、どうしてもという場合はそちらを選択するのも一つの手です。

設置場所の環境の調査から問題発生時の対応まですべて一個人で対応するのは難しいと思いますので、屋外用防犯カメラを選ぶのであれば専門の業者に依頼するというのが一番安心かと思います。

●5.製品紹介

以下、具体的にどういった製品があるのか数点ご紹介いたします。

  • オールインワン防犯カメラセット
  • オールインワン防犯カメラセット
  • 価格:63,800円(税込)
  • 詳細はこちら

屋外用防犯カメラを取り付けるのに必要な機器が一式セットになっている製品です。防犯カメラ以外に必要なレコーダー(防犯カメラの映像を録画する機器)や各種接続ケーブルも用意されているため、初めての導入でどれを選べばよいのか分からないという方にもおすすめできる製品です。

バレット型でWi-Fiに対応している防犯カメラです。防犯カメラの電源さえ用意できれば、配線不要でPCやスマートフォンなどから映像を確認することができます。設置場所の環境上、本格的に防犯カメラを設置するのは難しいという方であれば配線不要で比較的簡単に導入できるこちらの製品がよいでしょう。

電源・配線不要で設置だけすればよい屋外用防犯カメラです。導入の手軽さでいえばこの製品が最もよいですが、電源の代わりにソーラーパネルや乾電池で動作するタイプですので、日当たりの悪い場所では撮影が安定しなかったり、電池切れで撮影できてないといった状況も考えられますので、導入後も管理には気を付ける必要があります。

 

最後に

しっかりとした屋外用防犯カメラは安価で買える商品ではないため、せっかく導入したのに思っていたのと違った、防犯カメラの効果がイマイチはっきりしないなどとならないよう、目的・用途を明確し、よく考慮してから購入しましょう。


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