最近では防犯のために、防犯カメラを購入する人が増えてきました。
今ではネットショップなどでも手軽に購入できる時代です。
ですが、購入したはいいが設置の仕方がわからないという声が僕のところにも多数寄せられます。
今回はそんな防犯カメラの設置方法について解説します。
Contents
1.取り付け工事の流れ
実際に取り付ける際の流れをご紹介します。
まず、取り付けるにはカメラ・カメラの映像線(同軸ケーブル)・カメラの電源・録画装置が必要になります。
※実際には配線には様々な種類があり、カメラに対応した配線選びが必要になります。「2.防犯カメラ取り付け時に気をつけたい点-配線-」参照。
ステップ1・想定
実際に取り付けに入る前に、カメラで映したい場所を想定し決めます。
カメラには屋内用/屋外用のもの、レンズが動かせる/固定されいているもの、他にも様々な種類がありますので、その場にあったカメラを選ぶ必要があります。
また録画機器(レコーダー)からモニターなどに映像を映し出しますので、モニターなどの設置位置も決めておきましょう。
ステップ2・調査
設置位置を決めたら、実際に設置可能な場所なのか、カメラから録画機器までの配線のルートはどうするのか、確認作業をしていきましょう。
配線は天井裏を通した方が見栄えもいいですし、設置する面がコンクリートであるのか、鉄やボードであるのかでビスの種類も変わってきます。
ステップ3・取り付け
次は実際に取り付ける工程です。
上記で調査した配線ルートや設置位置に取り付けていきます。
カメラを設置する際は取り付け面の材質に注意し、ビスを打ち込んでいきます。
また、配線や電源など挿し口など間違えると機器の故障にも繋がりますので、事前に設置予定カメラと録画機器の接続部を調べておきましょう。
ステップ4・調整
設置が完了したらカメラの角度調整をします。
カメラによって変わりますが、モニターの映像を確認しつつ、カメラを上下左右に動かしてみて、実際に見たい映像になるように調整します。
この時、モニターの映像を見る人とカメラを動かす人と2人が必要となります。
以上が大まかな流れになります。
実際に取り付けるには、注意する点も多数あり、何かと不安な部分もあるかと思います。
防犯カメラに関しては精密機器の一種になるので、少しでも不安があればプロの方にご相談の上、設置をすることをおすすめします。
2.防犯カメラ取り付け時に気をつけたい点-配線-
カメラ設置に一番注意したい点が配線になります。
一言で配線といっても様々な種類がありますが、ここでは大まかにカメラの映像伝達のための配線とします。
設置作業の中で、カメラ配線のルートは重要になります。
以下、主に配線の注意点になります。
- カメラの種類によって配線伝達の距離が決まっているので、どのくらいの距離が可能か。
- 配線が外に剥き出しになってしまうか、天井や壁の中に通せるか。
- 同軸ケーブルを使うか、LANケーブルを使うのか。また、同軸ケーブルの種類はどうなるのか。
以上が注意点ですが、それ以外にも最終的に見栄えも重視されることが多いです。
そのためには様々な工事の技術が必要になります。防犯カメラ設置の際は、一度プロの防犯カメラ屋さんに現地調査をしてもうことが無難かもしれませんね。
3.防犯カメラ取り付け時に気をつけたい点-モニターの設置場所-
モニターの設置場所には大きく3種類あります。
- テレビ台などにTVのように置く
- 壁面に設置する
- 天井から吊り下げる
まず1.ですが、こちらがいちばん一般的な設置方法になります。
一般的に防犯カメラのレコーダーはHDMI端子かVGA端子でモニターに映し出します。ご家庭などで使われているテレビなどでも映し出せることが多いので、個人宅の方などはそのままテレビに繋げてしまうことが多いです。
次に2.と3.ですが、こちらは外観の綺麗さや金具選びなどが必要となります。
先程お伝えしたように、簡単に端子を繋げるだけなのでご自身で設置も可能ですが、金具やモニターサイズ、重量によっては壁や天井から落ちてしまうこともあります。
これらの危険性を考えると、しっかりとした工事業者さんに依頼されたほうがいいかと思います。
4.防犯カメラ取り付け時に気をつけたい点-防水処理-
カメラを屋外に設置する場合、配線が露出してしまいます。
配線自体コーティングされているため、雨などに当たっても大丈夫とおもわれるかもしれませんが、実際には徐々に徐々にダメージを受けるものです。
防犯カメラの設置で配線作業は一番費用や時間のかかるところでもあります。
せっかく引いた配線がすぐにだめになってしまっては労力の無駄なんてこともあります。
その為、露出配線は配管処理などで配線を隠す作業が必要になります。
ただ、配線を隠すと言っても、プロの技術員によっても個性が出る作業になります。
そういうことから始めからプロの方にお願いしてしまった方が結果として安上がりかもしれませんね。
5.最後に
今回は防犯カメラの取り付けについて色々とお話ししました。
昨今普及している、ご自身で設置可能の防犯カメラセットなどありますが、設置に関してはプロの業者さんにお任せする方がいいかもしれませんね。
ご自身で設置される場合は、充分に危険に配慮して取り付け後のことも考える必要があります。
せっかく設置するので、後悔のない防犯対策を目指しましょう。
<記者について>
プロフェッショナル 久世。
防犯カメラ設置工事、メンテナンスに携わり20年。
防犯カメラ以外の電気機器やインターネット回線に関することにも精通するプロフェッショナル 久世がお届けします。
多くのお客様の「困った!」に即時に対応してきた経験を元にお客様に役立つ記事を書いていきます。